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「インターネット」とは何か

参考:Internet - Wikipedia

参考:Computer network - Wikipedia#Internet

参考:Outline of the Internet - Wikipedia

参考:History of the Internet - Wikipedia

参考:How does the Internet work? - Learn web development|MDN

参考:How does the internet work? - roadmap.sh

参考:Internetworking - Wikipedia

インターネット」とは、世界中の「コンピューターネットワーク」をさらに相互接続した巨大な「コンピューターネットワーク」である。

インターネットの原型である「ARPANET」という研究プロジェクトは、アメリカ合衆国国防総省による研究機関「ARPA」によって1958年に開始された。その後、「ARPA」は「DARPA」へと改称され、1990年に「ARPANET」は正式な形での廃止となった。

ARPANET参考:ARPANET - Wikipedia
DARPA参考:DARPA - Wikipedia
目次
  1. 「インターネットアクセス」 - インターネットにユーザーがアクセスする方法
  2. 「インターネットプロトコルスイート」 - インターネットを成立させる一式の通信プロトコル群
  3. 「インターネット」と「World Wide Web(WWW)」の違い
  4. 「インターネットセキュリティ」 - インターネットを利用する際のリスクに対処する
  5. 「インターネットガバナンス」 - インターネットはいくつかの非営利組織によって支えられている

1. 「インターネットアクセス」 - インターネットにユーザーがアクセスする方法

参考:Internet access - Wikipedia

参考:Internet - Wikipedia#Access

ユーザーが「インターネット」にアクセスするためには、「電気通信事業者」や「ISP(Internet service providor)」と契約する必要があり、「インターネット」に接続する際は、「電気通信事業者」や「ISP(Internet service providor)」から貸し出されたものや市販のネットワーク機器を用いる。

世界の「固定電話事業者」と「携帯電話事業者」のリスト参考:List of telephone operating companies - Wikipedia

1-1. 「インターネットサービスプロバイダー(Internet service providor:ISP)」 - ISP・電気通信事業者と契約することでインターネットを利用できる

参考:Internet service provider - Wikipedia

「インターネットアクセス」は、様々な「電気通信事業者」や「ISP(Internet Service Provider:インターネットサービスプロバイダー)」によって、契約し利用できる商用サービスとして展開されている。


ユーザーは、「Ethernet」などの有線LANや、「Wi-Fi」などの無線LANを用いて、インターネットに接続する。

イーサネット(Ethernet)参考:Ethernet - Wikipedia
Wi-Fi参考:Wi-Fi - Wikipedia

LAN(Local area network)」や「WAN(Wide area network)」などの「コンピューターネットワーク」の分類は、「コンピューターネットワーク」の大きさによるものである。海を越えた大陸間は「海底ケーブル」を用いて物理的に接続されている。

LAN(Local area network)参考:Local area network - Wikipedia
WAN(Wide area network)参考:Wide area network - Wikipedia
海底ケーブル参考:Submarine_cable - Wikipedia

インターネット利用者の増加は、コンピューターの変遷と深い関わりがある。

コンピューター」を利用する用途の変遷として、軍事用・研究用「コンピューター」(当時の「メインフレームコンピューター」など)として軍事や研究にのみ用いられていた「コンピューター」は、技術革新によって、サイズダウン・コストダウンし、商業用「コンピューター」として一般の仕事で用いられるようになったり、個人用「コンピューター」(Personal Computer:PC)として一般家庭でも利用されるようになったことで、「インターネット」利用者も爆発的に増加した。

メインフレームコンピューター参考:Mainframe computer - Wikipedia
パーソナルコンピューター(Personal Computer:PC)参考:Personal computer - Wikipedia

また、「インターネット」自体が商業化されたことや、「コンピューターハードウェア」のサイズの変遷(「デスクトップコンピューター」、「ラップトップコンピューター」、「モバイルコンピューター」など)も「インターネット」利用者の爆発的な増加の要因と言える。

コンピューターハードウェアComputer hardware - Wikipedia
History of the computing hardware - Wikipedia
デスクトップコンピューター参考:Desktop computer - Wikipedia
ラップトップコンピューター参考:Laptop - Wikipedia
モバイルコンピューター参考:Mobile computing - Wikipedia

通信技術としては、「インターネットプロトコルスイート(別名:TCP/IP)」を用いて、「インターネット」は通信を行っている。


2. 「インターネットプロトコルスイート」 - インターネットを成立させる一式の通信プロトコル群

参考:Internet protocol suite - Wikipedia

参考:Internet - Wikipedia#Internet_Protocol_Suite

インターネットプロトコルスイート(別名:TCP/IP)」とは、複数の「通信プロトコル」が関わりあったものであり、通信に用いるネットワーク機器などの物理的な差異を、「インターネットプロトコルスイート(別名:TCP/IP)」が抽象化して吸収することで、通信を成立させている。

2-1. 「インターネットプロトコル(Internet protocol:IP)」 - インターネットにおいて最も重要な通信プロトコル

参考:Internet Procotol - Wikipedia

参考:Internet - Wikipedia#Internet_protocol

インターネットプロトコル(Internet protocol:IP)」は、「TCP」という通信プロトコルとともに、「インターネット」において最も重要な「通信プロトコル」である。

インターネットに接続されたコンピューターに対して「IPアドレス」が与えられることで、インターネット上での住所のような役割を果たし、ファイルやデータをやり取りすることができるようになる。

最も普及しているIPアドレス「IPv4(Internet Protocol version 4)」が、インターネット利用者の爆発的な増加により枯渇し始めた。主にそれへ対処するために「IPv6(Internet Protocol version 6)」が開発され、普及が進められている。

IPアドレスIP address - Wikipedia
IPv4IPv4 - Wikipedia
IPv6IPv6 - Wikipedia

IPアドレスは、10進数・16進数の集まりであるために、人間には覚えにくく扱いづらい。そのため、ドメインネームシステム(Domain Name System:DNS)」という仕組みで、IPアドレスはドメインネーム(名)と紐づけられて管理されている。

ドメインネームシステム(Domain Name System:DNS)Domain Name System - Wikipedia

3. 「インターネット」と「World Wide Web(WWW)」の違い

参考:World Wide Web - Wikipedia

参考:History of the World Wide Web - Wikipedia

参考:Internet - Wikipedia#World Wide Web

参考:A Little History of the World Wide Web - W3C

参考:Web History | Web at 30: Celebrating the 30th Anniversary of the Invention of the Web

World Wide Web(WWW)」というシステムは「インターネット」に溶け込んでいて、「インターネット」利用者はその存在を意識することなく、「World Wide Web(WWW)」を利用している。

そのため、「インターネット」と「World Wide Web(WWW)」の違いを切り分けて認識することは難しいが、「インターネット」と「World Wide Web(WWW)」は異なるものである。

「インターネット」上で提供されるサービスの中に、「World Wide Web(WWW)」、「電子メール」、「VoIP」による音声通話、「ファイル共有」などが存在していて、そもそも「電子メール」などは、「World Wide Web(WWW)」が登場するよりもずっと前から、「インターネット」上に存在していた。

電子メール(Email: Electronic mail)参考:Email - Wikipedia
Voice over IP(VoIP: Voice over Internet Protocol)参考:Voice over IP - Wikipedia
ファイル共有(File sharing)参考:File sharing - Wikipedia

「World Wide Web(WWW)」は、「World Wide Web(WWW)」と「インターネット」との違いがわからなくなるほどまでに現代では当たり前になっており、「World Wide Web(WWW)」がそれだけ画期的な実装だったといえる。

「World Wide Web(WWW)」には主軸となる3つの技術がある。「HTML」という「マークアップ言語」、「HTTP」という「通信プロトコル」、「URL」という記述方式である。

World Wide Web(WWW)は、Web(ウェブ)と省略されて呼ばれることも多い。

HTML参考:HTML - Wikipedia
Level 1:「ハイパーテキスト」とは何か#HTML(Hypertext Markup Language) - "ハイパーテキスト"マークアップ言語
Level 2:Webサイト制作のための「コンピューター言語」#マークアップ言語 > HTML
HTTP参考:Hypertext Transfer Protocol - Wikipedia
Level 1:「ハイパーテキスト」とは何か#HTTP(Hypertext Transfer Protocol) - "ハイパーテキスト"転送プロトコル
Level 2:Webサイト制作のための「通信プロトコル」と「URL」 > Webサイトに関する「通信プロトコル」#HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)
URL参考:URL - Wikipedia
参考:「通信プロトコル」とコンピューター言語#Webサイトに関するURL

「World Wide Web(WWW)」は、「クライアント・サーバーモデル」で動作する情報システムで、クライアントサイドを「Webブラウザー」、サーバーサイドを「Webサーバー」として情報のやり取りを行い、「Webサーバー」から「Webブラウザー」へ「Webリソース」(「Webページ」を含む様々なファイル)を送信することで、「Webサイト」という場所にアクセスしているという体験をユーザーに与える。

より「Webコンテンツ」に注力できる「WordPress」などの「CMS(Content Management System)」を利用する場合もある。

Webサーバー参考:Web server - Wikipedia
参考:Level3:クライアントサーバー#Webサーバーソフトウェア
世界初の「Webサーバー」は、World Wide Webの開発者である「Tim Berners-Lee」が使用していた「NeXTコンピュータ」である。
Webブラウザー参考:Web browser - Wikipedia
参考:Level3:クライアントサーバー#Webブラウザー
世界初の「Webブラウザー」は、World Wide Webの開発者である「Tim Berners-Lee」が開発した「WorldWideWeb」である。
Webリソース参考:Web resource - Wikipedia
Webページ参考:Web page - Wikipedia
Webサイト参考:Website - Wikipedia
Webコンテンツ参考:Web content - Wikipedia
WordPress参考:WordPress - Wikipedia
CMS(Content Management System)参考:Content management system - Wikipedia

3. 「インターネットセキュリティ」 - インターネットを利用する際のリスクに対処する

参考:Internet security - Wikipedia

参考:Internet - Wikipedia#Security

参考:Computer security - Wikipedia

通常の方法で「インターネット」にアクセスしている場合、世界中の「コンピューターネットワーク」の10%に満たない領域にしか到達できないとされている(「Surface web」もしくは「Clearnet」)。

Surface web参考:Surface web - Wikipedia
Clearnet参考:Clearnet (networking) - Wikipedia

それ以外の領域は「Deep web」と呼ばれ、特殊な方法でのみアクセスすることができる。「Deep web」には企業や研究機関の機密データや、「Darknet」と呼ばれるアンダーグラウンドの世界でのみやり取りされるようなデータを扱う場所も存在する。

Deep web参考:Deep web - Wikipedia
Darknet参考:Darknet - Wikipedia

「インターネット」の利用者は常に脅威にさらされているリスクがあり、「インターネットセキュリティ」の知識と技術が必要である。


4. 「インターネットガバナンス」 - インターネットはいくつかの非営利組織によって支えられている

参考:Internet governance - Wikipedia

参考:Internet - Wikipedia#Governance

「インターネット」の技術は、「IETF(Internet Engineering Task Force)」、「IANA(Internet Assigned Numbers Authority)」、「ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)」などの、様々な非営利組織によって支えられている。

IANA(Internet Assigned Numbers Authority)参考:Internet Assigned Numbers Authority - Wikipedia
IETF(Internet Engineering Task Force)参考:Internet Engineering Task Force - Wikipedia
参考:Internet - Wikipedia#IETF
参考:Internet Standard - Wikipedia
ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)参考:ICANN - Wikipedia