公式サイト:CSS Snapshot 2021#1. Introduction
参考:CSS の基本 - ウェブ開発を学ぶ | MDN#CSS とは何か
参考:CSS - Wikipedia#CSS 3
CSS3とは、CSSのレベル3にあたる仕様のことである。
CSSでは、バージョンではなくレベルがある。
ただ、1・2・3・4というレベルの位置づけは存在するものの、CSSレベル2から1つのまとまった仕様ではなく、モジュール方式を採用したため、個別のモジュールごとにそれぞれの段階となるレベルで管理しており、CSS全体をひとまとめのレベルで表現することはできなくなった。
ここでは、特に注目を集めたCSS Level 3をCSS仕様の代表として呼ぶことにする。
HTMLの複雑化、CSSの誕生
HTMLの誕生後、多くの要望が寄せられ、HTMLが持つ機能は増加していくこととなる。そして、HTMLが成長していくと文書構造だけではなく、見た目などの多様なスタイルも含むことができるようになった。
その結果、HTMLは複雑化していったため、文書構造と見た目などの表現を分離することが求められるようになり、いくつかのWebのためのスタイルシート言語が提案されるなかで、CSSは、1994年1月10日に「Håkon Wium Lie」によって提案された。
そして、1996年にはCSS1となる最初のW3C CSS勧告が公開され、その後、現在までCSSの仕様は、W3C(World Wide Web Consortium)によって管理されている。
HTMLに含まれていた見た目などの表現がCSSへ分離したことで、見た目などの表現を外部スタイルシートとして別のファイルで扱えるようになった。
W3Cによる策定
W3CのCSSワーキンググループがCSS仕様を策定するプロセスにはいくつかの段階があり、策定状態によって段階を進めたり戻したりする。
WD | Working Draft:作業草案 | (FPWD:First Public Working Draft) |
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CR | Candidate Recommendation:勧告候補 | (CRD:Candidate Recommendation Draft) |
PR | Proposed Recommendation:提案勧告 | |
REC | Recommendation:勧告 | (最終段階であり、これが標準となる) |
NOTE | 標準ではないが有用な目的で発行された文書 |
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CSSはスタイルシート言語
CSSとは、Cascading Style Sheetsの省略であり、コンピューター言語の中の「スタイルシート言語」に属する。